32. 京都に水原秋桜子の句碑を訪ねる:光悦寺に向かう(1)

光悦寺
場 所:京都市北区鷹峯光悦町29(鷹峯源光庵前下車)
電 話:075-491-1305
開園時間:午前8時から午後5時まで
閉園日:毎年11月10日より13日までの4日間

光悦寺にある水原秋桜子の句

「紅葉せりつらぬき立てる松の幹  秋桜子」

建立年月日:昭和40年(1965)10月24日
建立者:那須乙郎および向日葵同人及び会員同士

♪京都で開催された「第20回医学情報サービス研究大会」に参加・発表する機会をとらえて、水原秋桜子の句碑がある光悦寺(こうえつじ)と玉樹寺(ぎょくじゅじ)を訪ねてみることにしました。

♪光悦寺は、元和元年(1615)、本阿弥光悦(ほんあみ・こうえつ)(1558~1637)が徳川家康から拝領した土地に、芸術郷を築いたのがはじまりといわれています。鷹峰三山(鷹ヶ峰・鷲ヶ峰・天ヶ峰)をみわたす景勝地にあり、「光悦垣」の竹垣で知られ、境内に散在する茶席を取り囲む紅葉がみごとで、京都でも知る人ぞ知るお寺のひとつとなっています。

♪この光悦寺の水原秋桜子の句碑は、『馬酔木』の500号を記念して、那須乙郎氏を中心とした向日葵の同人の方々の主唱で、昭和40年(1965)10月24日に建立されたものです。

♪光悦寺に、お訪ねしたい旨、確認したところ、水原秋桜子の句碑は、茶室大虚庵(たいきょあん)の前を抜けた庭園の一角に、昔のまま置かれているとのお話でした。

♪京都へは、研究大会の前日:7月11日(金)午前8時:東京発:新幹線(のぞみ45号)で、シソ研のメンバーのひとりである野村謙さん(湘南短期大学)とともに向かうことにしました。久し振りに東京駅から新幹線に乗ることになりましたが、駅構内も整備されて、JR山手線から新幹線への乗り換えは、上野駅よりも便利に感じました。

♪京都:午前10時15分着:地下鉄烏丸線(からすません)で丸太町駅まで行き、宿舎の京都ガーデンパレスに荷物を置いたあと、蛤御門(はまぐりごもん)から京都御苑へ入って、研究大会の会場となっている京都府立医科大学附属図書館に向かうことにしました。

♪蛤御門は、烏丸通りをはさんで、京都ガーデンパレスと向き合っています。蛤御門の門前に、高札風の説明板が建てられていました。

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蛤御門(はまぐりごもん)

・江戸時代末期の元治元年(1864年)(注)この門の周辺で、長州藩と、御所の護衛に当っていた会津・薩摩藩との間で激戦が行われました。
 この戦いが「蛤御門の変(禁門の変)」で、門の梁にはその時の鉄砲の玉傷が残っています。

・この門は新在家門といわれていましたが、宝永の大火(1708年)のさい、それまで閉ざされていた門が初めて開かれたため「焼けて口開く蛤」にたとえて、蛤御門と呼ばれるようになったといわれています。

(注)元治元年(1864年)は、佐久間象山が暗殺された年でもあります。

参考文献

1.『定本 秋櫻子句碑めぐり』(石橋ひかる著 東京美術 1981)

(平成15年7月16日 記)(平成29年10月22日 追記)